「彼は僕らの世代にとって皆のスタンダードだった。それは今後も変わらない」
2月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行なわれたオーランド・マジック対ブルックリン・ネッツの一戦は、オールスターのニコラ・ブーチェビッチを中心に序盤で12-5とリードを奪ったマジックが、28-24で第1クォーターを終えた。
ところが、第2クォーターに入ってネッツが逆襲。41-19でこのクォーターを終えると、最終クォーターにも37-20と突き放し、終わってみれば129-92と37点差で快勝。
現在リーグ最長となる8連勝を飾ったネッツでは、カイリー・アービングが27得点9アシスト2スティール、ジェームズ・ハーデンが20得点9リバウンド7アシスト、ジョー・ハリスとブルース・ブラウンがそれぞれ14得点、ディアンドレ・ジョーダンが8得点11リバウンド。さらにはベンチスタートのランドリー・シャメットが3ポイント5本成功の19得点、ニコラス・クラクストンが10得点3リバウンド4スティール2ブロックと続いた。
カイリーは「僕らはこの連勝中、毎試合同じようにゲームを始めることができたわけじゃない。だから次の一節へと向かわなきゃいけなかった。2、3のポゼッションを一丸となってこなして、いい形で第1クォーターを終えることができた。自分たちでゲームのペースをコントロールできていると感じているよ」とこの試合を振り返った。
左ハムストリングを痛めているケビン・デュラントは、これで6試合連続の欠場となったものの、ネッツはカイリーとハーデンを中心に戦い、ベンチ陣の活躍も光った。スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)はシャメットを「ランドリーは本当に優れたシューター。一生懸命プレーしているよ」と評し、クラクストンについては「ニックのエナジーは飛び抜けていたね」と称賛。
なお、先日コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)のプレー写真が入ったNBAロゴをインスタグラムに投稿したカイリーは、昨年1月末に亡くなったレジェンドについて「彼は僕らの世代にとって皆のスタンダードだった。それは今後も変わらない。僕はそれを歴史に残る何かにしたい」と話している。
この日イースタン・カンファレンス首位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズも勝利したため、シクサーズとネッツのゲーム差は依然として0.5。現在、イーストは4位のインディアナ・ペイサーズから10位のマイアミ・ヒートまで、7チームが1.0ゲーム差の大混戦となっているだけに、ネッツとしてはこのまま勝ち続けていきたいところだ。