2019年のドラフトで日本人史上初となる1巡目指名(全体9位)された八村塁は、ルーキーシーズンからワシントン・ウィザーズでスターターの座を射止め、2年目の今季も先発パワーフォワードとして活躍を続けている。
2月26日(現地時間25日、日付は以下同)に行なわれたデンバー・ナゲッツ戦では今季2度目となる20得点超えをマークする活躍を見せ、10試合連続の2ケタ得点となった。
この試合を終えて、NBA通算71試合を終えた八村は、そのうち53試合で2ケタ得点を奪取。今季はディフェンス面でもマルチに活躍し、昨季から成長を遂げている日本の至宝だが、得点面においても非凡な才能があることは明白。
地元メディア『NBC Sports Washington』のチェイス・ヒューズ記者によると、NBAキャリア最初の71試合のうち、53試合で2ケタ得点を記録したのはフランチャイズ史上11人目。『Basketball Reference』で調べたところ、この回数はブラッドリー・ビール、ウェス・アンセルド(元ブレッツ)と並んで9位タイという好数字だという。
このリストで、ウォルト・ベラミー(元ボルチモア・ブレッツほか)が全試合で2ケタ得点を残してトップに君臨。そのほかでは3位にアール・モンロー(元ニューヨーク・ニックスほか/65回)、4位にはジュワン・ハワード(元ウィザーズほか/63回)、5位にはジョン・ウォール(現ヒューストン・ロケッツ/62回)がランクインしている。
今季平均13.6得点5.7リバウンド1.8アシストにフィールドゴール47.1パーセントを記録する八村は、2月に入って平均14.3得点6.3リバウンドと調子を上げており、28日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でも2ケタ得点が期待できる。