クレイ・トンプソンの父、マイカルがウォリアーズのバックコートコンビについて「彼らは完璧な組み合わせ」

これまでともにコートに立ち、優勝を経験してきたクレイ(左)とカリー(右)[写真]=Getty Images

「成功するために、そして優勝するためには、お互いの力を引き出していく必要があることを彼らは理解している」

 かつて2015年から2019年まで5年間NBAファイナルに進出し、2連覇を含む3回の優勝を達成したゴールデンステイト・ウォリアーズ。その中心にいたのはステフィン・カリークレイ・トンプソンであり、彼らは歴史に残るパフォーマンスでさまざまなハイライトと実績を残してきた。

 ディープスリーとハンドリングスキルで相手を翻弄するカリーと、精密機械のようにショットを沈めながらも時折驚異的な爆発力を発揮するクレイ。この2人がコートに立てば、完全に抑えることは極めて困難であり、これまで幾度となく3ポイントシュートの雨を対戦相手にお見舞いしてきた。そんなウォリアーズのバックコートコンビについて、クレイの父親であるマイカル・トンプソン(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が以下のように言及したそうだ。『NBC Sports Bay Area』のケリス・バーク記者が報じている。

「彼らはお互いにとって完璧な組み合わせだと思う。これまでプレーしてきたバックコートコンビでも最高の2人組だ。私の先入観があることは間違いないが、それでも彼らこそがもっとも偉大なバックコートコンビだと思う。来季クレイが戻ってくれば、一度足を止めなければならなかった場所から、すぐに大きく羽ばたいていくはずだ」

 またマイカルは、ドレイモンド・グリーンも加えてウォリアーズのコアとなる3人の選手について説明。「成功するために、そして優勝するためには、お互いの力を引き出していく必要があることを彼らは理解している。ドレイモンド・グリーンも同様だ。この3人は試合におけるお互いの特色を熟知して尊敬しあっているんだ。それぞれがこなしている役割が損なわれると、勝つことができないことをわかっているからこそね。そして何よりも彼らの中には、利己的な考えが存在しない」と、語ってみせた。

 リーグワーストで終わった昨季と異なり、今季はカリーがシーズンMVPを受賞した時を彷彿させるようなパフォーマンスを披露。ウォリアーズはプレーオフ圏内に位置しており、2年ぶりにその舞台へと返り咲くことが期待される。しかしかつて王朝を築いた彼らが目指すのは優勝であり、そのためには来季クレイが完全復活を果たしてバックコートコンビがそろうことが必要不可欠だろう。

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