NBA1、2年目の祭典ライジングスターズのロースターが発表、ザイオンや八村塁らが選出

八村は2年連続でWORLDチームに選出された[写真]=Getty Images

 3月4日(現地時間3日、日付は以下同)。NBAはキャリア1、2年目の選手たちによる祭典、ライジングスターズのロースターを発表した。

 今年のオールスターは小規模開催のため、例年オールスターウィークエンド初日に行なわれるこのイベントは開催されないものの、将来のスター候補選手たちが名を連ねた。

 各チームのアシスタントコーチたちの投票によって、この日発表されたU.S.チーム(アメリカ出身)とWORLDチーム(外国籍出身)のロースターは下記のとおり。
※並びはファミリーネームのアルファベット順、チーム名は略称、所属は日本時間3月3日終了時点、R=ルーキー、2=2年目

■2021 NBAライジングスターズ ロースター

<U.S.チーム>
ラメロ・ボール(ホーネッツ/R)
アンソニー・エドワーズ(ウルブズ/R)
タイリース・ハリバートン(キングス/R)
タイラー・ヒーロー(ヒート/2)
ディアンドレ・ハンター(ホークス/2)
ケルドン・ジョンソン(スパーズ/2)
ジャ・モラント(グリズリーズ/2)
マイケル・ポーターJr.(ナゲッツ/2)
ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ/2)
ジェームズ・ワイズマン(ウォリアーズ/R)

<WORLDチーム>
プレシャス・アチウワ(ヒート/R/ナイジェリア)
ニケイル・アレキサンダー・ウォーカー(ペリカンズ/2/カナダ)
デニ・アブディヤ(ウィザーズ/R/イスラエル)
RJ・バレット(ニックス/2/カナダ)
ファクンド・カンパッソ(ナゲッツ/R/アルゼンチン)
ブランドン・クラーク(グリズリーズ/2/カナダ)
ルージェンツ・ドート(サンダー/2/カナダ)
八村塁(ウィザーズ/2/日本)
テオ・マレドン(サンダー/R/フランス)
マイケル・ムルダー(ウォリアーズ/2/カナダ)

世界最高のリーグの若手としてロースターに選ばれた精鋭たち

 昨季の新人王モラント、2年目の今季オールスター本戦への出場を決めたザイオンは当然。それぞれの所属チームで主軸を担うヒーロー、ハンター、さらにはジョンソンやポーターJr.もロースター入りにふさわしいパフォーマンスを見せている。

 U.S.チームのルーキーでは、2か月連続で月間最優秀新人賞に選ばれたボールとハリバートン、昨年のドラフト全体1位指名されたエドワーズ、ウォリアーズで奮戦するワイズマンの4選手が入った。

 一方、WORLDチームに目を移してみると、2年目では不動のスターターを務める八村とバレット、ドートを筆頭に、主力を務めるクラークのほか、アレキサンダー・ウォーカーとムルダーが選出。

 ルーキーではエネルギッシュなプレーが身上のアチウワ、持ち前のセンスを随所に見せるアブディヤ、アルゼンチン代表の司令塔を務めるカンパッソ、サンダーで活躍するマレドンがロースター入りとなった。

 今年は開催されないものの、U.S.チームのボールが変幻自在のパスワークでザイオンやモラントの豪快なフィニッシュを演出し、WORLDチームではカンパッソが独創的なプレーメイクで八村やアチウワ、バレットにクラークといったフィニッシャーたちを操るシーンを見てみたかった、というのが正直なところ。

 ただこればかりは仕方ないため、レギュラーシーズン後半戦で今回ロースター入りした選手たちが躍動する姿を期待したい。

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