シーズン後半戦を前に指揮官が八村へ寄せる期待「塁は我々のディフェンスのカギだ」

自身初のプレーオフ出場へ向けて負けられない後半戦へ[写真]=Getty Images

 3月10日(現地時間9日)、ワシントン・ウィザーズのスコット・ブルックスHCはシーズン後半戦に向けてのインタビューに答えた。クラブ公式Twitterがその模様を動画で伝えている。

 オールスターブレイク明けのチームの状態についてブルックスHCは「ゴロゴロしてポテトチップスばかり食べていたらダメだぞとブレイク前に伝えたが、みんなリフレッシュできていて、しっかりとした状態で戻ってきた。明日の後半戦に向けて準備万端だ」と話し、翌日のゲームでのパフォーマンスに自信を覗かせた。

 また、「ディフェンス面で成長した」と評価する八村塁については「彼は我々のディフェンスのカギだ。状況によっては相手の1番から5番を守っている。素晴らしい身体能力に恵まれているし、ハマっていれば相手は得点するのが難しい」とコメント。

 また、八村に向上してほしい点としては「相手チームのメンバーを知り尽くしてほしい。我々が要求していることは決して簡単なことではない。マッチアップする相手とそのポジションの控え選手の予習をするだけでなく、相手のスタメン1〜3番、そしてその控え選手までも知り尽くさなければならない」とディフェンス面でのさらなる成長を求めた。

 一方で「もっと勉強して試合で経験を積んでいけば問題ないだろう。いつも言っていることだが、塁はまだ1年のフル日程(82試合)さえもプレーしていない。ここまで75試合に出場しているのであともう少しだ」と八村の経験不足への理解も示した。

 最後に八村のオフェンス面については「シュートもどんどん向上するだろう。塁のオフェンス面での安定感は素晴らしい。あえて言うとしたら3ポイントだ。たとえ最初の数本を外しても引きずらないで、どんどん打ち続けてほしい。彼は優秀な3ポイントシューターになれると思っているので磨き続けてほしい」と期待を寄せた。

 明日3月11日(現地時間10日)、ウィザーズは後半戦の幕開けとなるメンフィス・グリズリーズとの敵地での一戦に臨む。

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