3月26日(現地時間25日、日付は以下同)のトレードデッドラインまで1週間。18日にはマイアミ・ヒートがオクラホマシティ・サンダーからトレバー・アリーザを獲得し、ミルウォーキー・バックスがヒューストン・ロケッツからPJ・タッカーを獲得するトレードが合意に達して戦力増強を断行。
デッドラインまでに複数チームがトレードでロースターにメスを入れる可能性があり、今季の覇権争いやプレーオフ出場争いに影響を及ぼすかもしれない。
それと同時に、フリーエージェント(FA)の選手たちの動向や、ベテランが所属チームとのバイアウトに合意し、即戦力のFAとなるケースもあるだけに、今後の展開は気になるところ。
そんな中、『The Athletic』はFAガードのアイザイア・トーマスに対して、もしかするとロサンゼルス・レイカーズとミルウォーキー・バックスが関心を示すかもしれないと19日に報道。
レイカーズにはレブロン・ジェームズに加え、デニス・シュルーダーやアレックス・カルーソがいるものの、アンソニー・デイビスがケガのため戦線離脱しており、オフェンシブ・レーティングがリーグ16位(112.1)にとどまっている。
バックスはタッカーを獲得する際にベテラン司令塔のDJ・オーガスティンを放出しており、ドリュー・ホリデーのバックアップを務めるプレーメイカーの獲得に動く可能性がある。
32歳のトーマスは、NBAキャリア9年で平均18.1得点2.5リバウンド5.0アシストを残す175センチ83キロのスコアリングガード。昨季はワシントン・ウィザーズで平均23.1分12.2得点1.7リバウンド3.7アシストに3ポイント41.3パーセントを残しており、平均2ケタ得点を残す力は残っていると言っていい。
身長のミスマッチをつかれてディフェンス面で厳しくなる部分はあるものの、リーグ有数のディフェンス力を有する両チームであれば、小兵のトーマスをある程度カバーできるだろう。
プレーオフにはボストン・セルティックスのエースとして3年間出場し、平均34.4分22.6得点6.3アシストを残した実績を持つだけに、トーマスがプレーオフチームと契約を結ぶこととなれば、危険なスコアラーと化すかもしれない。