ジャズから金星を挙げたウィザーズ、4試合連続で2ケタ得点の八村「勝ち切れたのは良かった」

八村は4試合連続で2ケタ得点を挙げ、金星獲得に貢献[写真]=Getty Images

 3月19日(現地時間18日)、ワシントン・ウィザーズがウェスタンカンファレンス首位のユタ・ジャズと対戦し、131-122で勝利した。この試合、立ち上がりからウィザーズが主導権を握って優位に進め、ブラッドリー・ビールラッセル・ウェストブルック八村塁らの活躍もあって金星を獲得した。

 八村は今シーズン最長となる39分9秒の出場で12得点7リバウンドをマーク。後半は一度もベンチに退くことなくコートに立ち続け、勝利に貢献した。これで4試合連続の2ケタ得点となり、攻防両面でチームへの貢献度が日に日に増している。

 試合後、インタビューに応じた八村は「今日はいい出だしでした。試合前のミーティングで『オフェンスを忘れてディフェンスに集中しよう』という話があったのですが、そのメンタリティが良かったのかなと思っています。僕らはいつも(相手を)追いかける立場ですが、今日は逆の立場で、勝ち切れたのは良かった」と笑顔で勝因を語った。

 この試合で特に活躍が光ったのは、ビールとウェストブルックの両エースだ。ビールは43得点、ウェストブルックは35得点13アシスト15リバウンドでまたもやトリプルダブルを達成。驚異的なパフォーマンスでチームを勝利に導いたが、その活躍に八村も「彼らはコート内外かかわらずいつもチームを引っ張っていて、僕たち若い選手はいろいろ教えてもらっています。すごく助かっています」と手放しで称賛した。

 そのウェストブルックと第1クォーターのタイムアウト中に話し込むシーンが見られた。「体を使って強く行く時に、ボールをあまり見せないで高めに持ちながらシュートまで持っていけ」というアドバイスをもらったという。「彼(ウェストブルック)とはバスケやそれ以外のことでコミュニケーションをとれるようになってきたので、いいことだと思う。チームとしては2~3カ月しか経っておらず若いチームですが、もっとケミストリーも上がっていくと思う」とさらなる飛躍を予感させた。

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