3月22日(現地時間21日)、ワシントン・ウィザーズはアウェイでブルックリン・ネッツと対戦した。試合は序盤、ラッセル・ウェストブルックがオフェンスを主導。自らミドルレンジジャンパーを沈めると、八村のゴール下のショット、3ポイントシュートをアシストし、攻撃の要を務めて早くも2ケタリードを奪う。
しかしここでネッツは引き下がらない。ジェームズ・ハーデンが1対1からレイアップを放り込んでオフェンスの流れをつなげると、新加入したブレイク・グリフィンが第1クォーター中盤に移籍後初出場。スクリーンでランドリー・シャメットの3ポイントを演出し、ディフェンスではマッチアップしたブラッドリー・ビールのレイアップを見事にブロックした。
エンジンがかかり始めたネッツに対し、ウィザーズはロビン・ロペスやウェストブルックのポストプレーを試みるがいずれも成功せず。その間にハーデンがジャンパーをヒットさせていくと逆転を許し、点差が離れて56-63と前半はビハインドを負う形になった。
後半もリードを追い続けることになったウィザーズだったが、八村塁がカイリー・アービングのショットをしっかりとコンテストしてミスを誘い、オフェンスでも積極的にショットを決めていくなど攻守で活躍。最終クォーター残り5分では、ビールがフリースロー2本を沈めると、次のポゼッションで3ポイントを成功。さらにウェストブルックがドライビングレイアップを決めると、102-103と1点差まで詰め寄った。
逆転まであと一歩というところまできたウィザーズ。ニコラス・クラクストンにダンクとバスケットカウントを与えてしまうものの、試合時間残り44.6秒でウェストブルックがショットを決めて2点差に。だが再びクラクストンにシューティングファウルを犯して3点プレーを献上してしまうと、最後はアービングにフリースローを決められ、106-113で敗れた。
敗北したウィザーズはウェストブルックが29得点13リバウンド13アシストでトリプルダブル、アレックス・レンが20得点9リバウンド、ビールが17得点5アシストを記録。八村はハーデンやアービングとディフェンスでマッチアップしつつ、20得点10リバウンドとダブルダブルの活躍を見せた。またシュートが11本中9本、3ポイントも2本とも決めるなどシュートタッチの好調ぶりが目立った。
勝利したネッツはアービングが28得点7リバウンド6アシスト、ハーデンが26得点5リバウンド8アシスト、クラクストンが16得点をマーク。注目されたグリフィンはベンチから約15分出場し、ダンクを決めて2得点2リバウンド1ブロックをマークした。
【今日のハイライト@rui_8mura🎥】#八村塁 選手はネッツ戦にチーム最多の40分13秒出場し、スリー2本成功含むFG9/11で20得点、10リバウンド。#ウィザーズ|#DCAboveAll pic.twitter.com/duQZskSUdV
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) March 22, 2021
■試合結果
ワシントン・ウィザーズ 106-113 ブルックリン・ネッツ
WSH|30|26|27|23|=106
BKN|25|38|25|25|=113