ロケッツのCEOタッド・ブラウンが今季限りで辞任を発表「前に進む時がきた」

 4月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ヒューストン・ロケッツでCEO(Chief Executive Officer/最高経営責任者)を務めるタッド・ブラウンが今季終了後に辞任することを発表した。

 2002年に経営企画部門の代表へ就任後、06年に現職へ昇格したブラウンは「前に進む時がきたということ。新たな冒険へと進むことを楽しみにしている。私のプロキャリアにおいて、この球団を導くことができたのはすばらしい名誉でした」とコメント。

 ロケッツは2000年代中盤以降にヤオ・ミン(元ロケッツ)とトレイシー・マグレディ(元オーランド・マジックほか)らを中心にプレーオフへ5度、13年からはジェームズ・ハーデン(現ブルックリン・ネッツ)を軸とした布陣で昨季まで8年連続でプレーオフへ出場。15、18年にはカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がり、18年はNBAファイナルまであと1勝まで迫るも、ゴールデンステイト・ウォリアーズの前に敗れていた。

 昨季終了後、ロケッツはゼネラルマネージャーのダリル・モーリー(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズのバスケットボール運営部門代表)、ヘッドコーチのマイク・ダントーニ(現ブルックリン・ネッツ アシスタントコーチ)がそれぞれ辞任。

 今季開幕前にジョン・ウォールクリスチャン・ウッドらをロースターに加えたものの、2月上旬から3月中旬にかけて20連敗を喫するなど低迷。24日終了時点でウェスタン・カンファレンス最下位の15勝45敗とし、プレーオフ進出への道も絶たれた。ロケッツは1つの時代を終え、新たな旅路へと進もうとしている。

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