4月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行なわれたフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対ミルウォーキー・バックス戦は、ホームのバックスが132-94で快勝。
これにより、イースタン・カンファレンスの首位争いは1位のブルックリン・ネッツ(40勝20敗)、2位のシクサーズ(39勝21敗)、3位のバックス(37勝22敗)が2.5ゲーム差以内という混戦となった。
ネッツはシーズンを通して選手たちのケガに悩まされているのだが、26日のフェニックス・サンズ戦でケビン・デュラント、タイラー・ジョンソンのステータスがprobableへとアップグレードされたことで、復帰できる可能性が浮上している。
大腿部の打撲により3試合連続で欠場していたデュラントは、今季平均27.3得点6.7リバウンド5.2アシスト1.3ブロックを記録するスーパースター。ジョンソンは膝を痛めたことでここ10試合を欠場。今季は平均5.4得点1.9リバウンドを残しており、両選手が復帰できればカイリー・アービングへの負担も大きく軽減できるだろう。
もっとも、ネッツはイースト首位ながら、ベストメンバーには程遠い布陣で戦っている。デュラント、ジョンソンのほか、ジェームズ・ハーデンがハムストリングの痛みが悪化したことで無期限の離脱、ニコラス・クラクストンが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルに入っており、直近3試合を欠場。今季序盤に右膝の前十字靭帯を部分断裂したスペンサー・ディンウィディーは、プレーオフで復帰できるかどうかという微妙な状況にある。
そういった状況でも、ネッツはカイリーやジョー・ハリス、ジェフ・グリーン、ブルース・ブラウンにブレイク・グリフィンといった選手たちが奮戦し、白星を重ねているのは立派。順位争いが激化する中で、デュラントが戦列復帰できれば追い風となるかもしれない。