2021.05.15
フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、ブルックリン・ネッツとイースタン・カンファレンス首位タイの37勝17敗で迎えた4月15日(現地時間14日、日付は以下同)にホームのウェルズファーゴ・センターで対決し、123-117で勝利を収めた。
ネッツはケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、ブレイク・グリフィンらが欠場する中、カイリー・アービングが37得点9アシストと奮闘も、シクサーズは第1クォーター終盤の8秒間しかリードを許さなかった。
この試合でシクサーズではジョエル・エンビードがゲームハイの39得点に13リバウンド2ブロック、トバイアス・ハリスが26得点、ベン・シモンズが17得点9アシスト3スティール、シェイク・ミルトンが15得点4アシストで勝利に貢献。
シクサーズはネッツとの直接対決を2勝1敗としたことで、レギュラーシーズン終了時点で同勝率の場合、タイブレイクでトップに浮上する資格を手にし、今季戦績を38勝17敗とした。
今季のホーム戦績を21勝5敗としたシクサーズは、2017-18シーズン以降というもの、ウェルズファーゴ・センターで行なわれた139試合で111勝28敗(勝率79.9パーセント)という好戦績を残している。
約1か月後に迫ったプレーオフに向けて、シモンズはホームコートアドバンテージを手にすることが「すごく重要。俺たちは第1シードになりたい」と意気込んでいた。
今季からシクサーズの指揮官へ就任したドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「私たちはそのことについてあまり話してはいない。今は試合で勝利を重ねていくことばかり話しているんだ」としながらも、ホームコートアドバンテージを保持することは「いいことなのは明白だ」とシモンズの意見に同調しており、「ホームだと、我々は快適なんだと思う」とコメント。
とはいえ、ホームでプレーすることがプレーオフで必ずしも勝利を約束してくれるものではない。エンビードは「俺たちはいくつものミスを犯してしまった。ディフェンス面でもターンオーバーしてしまった。試合を通して集中力を持続できなかったんだ。チャンピオンシップ獲得を競い合うチームならば、こういったことは起きてはならない」と警鐘を鳴らしている。
といっても、エンビード自身もホームコートアドバンテージの重要性については理解しており、こう語っていた。
「フィリーでプレーしている時は、(ファンが)後押ししてくれるんだ。鼓舞してくれるし、ブーイングもしてくれる。だから110パーセントの力を出してハードにプレーしなければならない。自分がこのチームに来てからというもの、俺たちはどれだけホームで支配してきたか。相手を支配するためにも、大きな要素になっているんだ」。
シクサーズが前回イーストトップシードを手にしたのは、アレン・アイバーソン(元シクサーズほか)を中心に56勝26敗をマークした00-01シーズン以来初。このシーズンはイーストを勝ち上がり、NBAファイナルまで駒を進めてきただけに、今季もこのまま首位をキープできるか注目していきたい。
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