2021.04.19
「感覚は良かった。今はリズムを取り戻そうとしている。留め具については仕方がないことだと思っている。ただ、試合をとおしてリズムをつかめなかった。スムーズじゃなかったんだ」。
そう語ったのは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズが誇るオールスタービッグマンのジョエル・エンビード。4月4日(現地時間3日、日付は以下同)に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦で11試合ぶりに復帰し、122-113で早速勝利に貢献。
エンビードはこの試合で28分34秒プレーして24得点8リバウンド2アシスト3ブロック。フィールドゴールは42.9パーセント(6/14)、3ポイントは4本全てをミスし、フリースロー70.6パーセント(12/17)と本調子とは言えなかったものの、出場時間帯における得失点差では両チーム最多の+20と、さすがの存在感を見せつけた。
エンビードは3月13日のワシントン・ウィザーズ戦の第3クォーター途中に左膝を負傷。その後MRI検査の結果、骨挫傷と診断されて10試合の欠場を余儀なくされた。「ワシントン戦で痛めた時、俺は今シーズンが終わってしまったんだと思った」と明かしたほど、エンビードはフロアに横たわって痛みに苦しんでいた。
だが骨挫傷で離脱後、レギュラーシーズン終盤戦に向けて復帰できたことはシクサーズにとっても大きな好材料になったと言っていい。
今季戦績を34勝15敗とし、ブルックリン・ネッツと並んでイースタン・カンファレンス首位タイとなったシクサーズではエンビードのほか、トバイアス・ハリスが32得点5リバウンド4アシスト、ベン・シモンズが14得点8リバウンド6アシスト、シェイク・ミルトンが14得点、セス・カリーが13得点5アシストをマーク。
3月26日のトレードデッドラインで獲得したジョージ・ヒルが右手親指のケガのため新天地デビューできていないものの、エンビードが戦列復帰したことで、シクサーズは再び白星量産態勢へと転じることになりそうだ。
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