6月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ボストン・セルティックスは今オフにケンバ・ウォーカーをトレードで放出することで動いていると『Bleacher Report』が報じた。
一昨年にフリーエージェント(FA)となり、シャーロット・ホーネッツからサイン&トレードでセルティックスへ加入したケンバは、昨季平均20.4得点3.9リバウンド4.8アシストを記録。
今季は膝のケガのため出遅れたものの、平均19.3得点4.0リバウンド4.9アシストを残し、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンに次ぐチーム3位の得点源となっていた。
だが再び膝を痛めたことで、ブルックリン・ネッツとのプレーオフ ファーストラウンドでは第4、5戦を欠場。シリーズ平均12.7得点4.0リバウンド4.0アシストにフィールドゴール31.7パーセント、3ポイント17.6パーセントに終わっていた。
もっとも、セルティックスは今季開幕前の時点で、当時ニューオーリンズ・ペリカンズに所属していたドリュー・ホリデー(現ミルウォーキー・バックス)を獲得すべく、ケンバをトレード要員にしていたことで関係がぎくしゃくしていたと同メディアが報道。
31歳のケンバはオールスター選出4度を誇るスコアリングポイントガードなのだが、ここ2シーズンは膝のケガに悩まされており、年平均3600万ドル(約39億2400万円)を超える超高額契約が2022-23シーズン(最終年はプレーヤーオプション)まで残っているだけに、大きな見返りを得られないかもしれない。
なお、今季終了後にFAとなる注目ポイントガードには、ユタ・ジャズのマイク・コンリー、トロント・ラプターズのカイル・ラウリー、ロサンゼルス・レイカーズのデニス・シュルーダー(いずれも制限なし)、ペリカンズのロンゾ・ボール(制限付き)、フェニックス・サンズのクリス・ポール、ネッツのスペンサー・ディンウィディー(いずれもプレーヤーオプション)がおり、ポイントガードの補強を優先するチームの動向が気になるところだ。
ただし、セルティックスは先日ダニー・エインジが引退し、ブラッド・スティーブンズHC(ヘッドコーチ)がバスケットボール運営部門代表へ昇格したため、新たな指揮官を探していることから、ケンバのトレードはその後になりそうだ。