6月18日(現地時間17日、日付は以下同)。東京オリンピックでアメリカ代表として出場することをコミットしたと『The Athletic』が報じていたデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が現在の心境について語った。
キャリア9シーズン目となった今季、リラードはリーグ3位の平均28.8得点に加えて4.2リバウンド7.5アシストをマークし、オールスターとオールNBAセカンドチームに選出。
プレーオフではデンバー・ナゲッツの前に2勝4敗で敗れてファーストラウンド敗退となったものの、ブレイザーズが誇る30歳のリーダーはシリーズ平均で両チームトップの34.3得点10.2アシストに3ポイント44.9パーセントと驚異的な成績を残した。
リラードはこれまでのNBAキャリアでオールスターとオールNBAチームにそれぞれ6度も選出されるなど、リーグ最高級のスコアリングガードである。
この男がオリンピック参戦をいち早く決めた背景には、アメリカ代表チームで指揮を執る‟ポップ”ことグレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズ)の存在があるようだ。
「ポップが代表チームのコーチになったこと。それが出場を決めるうえで大きな要因になった。俺はコーチとして、それに人としてもポップのことをすごくリスペクトしている。彼のためにプレーできること、彼が指揮するバスケットボールを体験できることを楽しみにしているんだ」。
リラードはこれまでアメリカ代表として国際大会に出場した経験はなく、2014年と17年にトレーニングキャンプへ参加したのみ。14年のFIBAワールドカップを前にエキシビジョンゲームをこなしたとはいえ、最終ロースター入りを逃していただけに、国際大会で自慢のロゴスリーを炸裂するシーンを何度も目にすることになるだろう。
現時点で、アメリカ代表として参戦することをコミットしたと報じられているのはリラードとドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)のみ。
7月7日からスタートするトレーニングキャンプを前に、リラードは「できたらトッププレーヤーたちにも出場をコミットしてほしいね。スペシャルな何かを成し遂げるチームの一員になれるいい機会なんだから」と期待を寄せていた。
キャンプに参加する選手たちは今月末に発表される予定。ステフィン・カリー(ウォリアーズ)やブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)が参加する可能性もあるだけに、今後の進捗を楽しみに待ちたいところだ。