7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。フェニックス・サンズとミルウォーキー・バックスによるNBAファイナルがアリゾナ州フェニックスで幕を開けた傍ら、ラスベガスではアメリカ代表が東京オリンピックへ向けて本格始動した。
大会4連覇を狙うアメリカ代表は、グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズHC)やスティーブ・カーAC(アシスタントコーチ/ゴールデンステイト・ウォリアーズHC)らが指揮を執り、トレーニングキャンプがスタート。
オリンピック参戦をコミットしているクリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデー(共にバックス)、デビン・ブッカー(サンズ)がファイナルでプレーする中、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)やデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)ら9選手が合流。
ポポヴィッチが指揮官に就任してからというもの、アメリカ代表は2019年にFIBAワールドカップ(W杯)へ臨むも、同代表史上ワーストとなる7位でフィニッシュ。スター選手たちがこぞって出場辞退となり、NBA選手で構成されたロースターではあったものの、一部ではDチームと揶揄されていた。
今回のメンバーで19年のW杯に出場したのはテイタムとミドルトンの2選手。ミドルトンは合流が遅れてしまうものの、ポポヴィッチHCはテイタムのここ2年間における成長に目を細めていた。
「彼はこれまでよりもずっといい2ウェイプレーヤーになった。自信が増しているし、さらなるスキルも身につけたし、よりアグレッシブになっている。彼は支配できると分かっているはずさ」。
前回の大会中、テイタムは左足首を捻挫してしまい、途中離脱するという悔しい思いを味わっているだけに、オリンピックに対する思いは強いはず。トレーニングキャンプで汗を流し、コンディションを万全にしてオリンピックを迎えてほしいところだ。