7月9日(現地時間8日、日付は以下同)。キャリア12年目の今季、フィラデルフィア・セブンティシクサーズでプレーしたダニー・グリーンが「Takeoff with John Clark podcast」にゲスト出演した。
3ポイントとディフェンスに秀でた‟3&Dプレーヤー”として知られるベテランは、右ふくらはぎの張りのため、アトランタ・ホークスとのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦を最後に戦線離脱。
チームはイースト首位の戦績でレギュラーシーズンを終えたもののイースト準決勝で敗退。グリーンは最後までコートに立ってプレーすることができなかった。
今夏制限なしフリーエージェント(FA)となるグリーンは、FA戦線に向けてこう話している。
「彼ら(シクサーズ)は僕に戻ってきてほしいんだと感じている。僕らはまだ互いに話すチャンスはないけどね。ドック(リバースHC)とも話していない。僕がすでに会話を持ち、ディナーですでに話していたといったウワサがあるけど、戻ってくるとは言っていない。それについてはまだ何も会話を持っていないんだ」。
34歳となったグリーンは、今夏同じくFAとなるデマー・デローザン(サンアントニオ・スパーズ)やビクター・オラディポ(マイアミ・ヒート)、ティム・ハーダウェイJr.(ダラス・マーベリックス)のように大きな注目を集めてはいないものの、3度の優勝経験を誇る貴重なベテラン。
有能なロールプレーヤーとして献身的なプレーを見せるグリーンに対して、スター級の主力が在籍し、優勝を狙えるチームが獲得を熱望することだろう。
「ドックのことは大好きだし、僕らはこの1年間で最高の関係を構築することができたから、最高にうれしかった。でも8月3日までフリーエージェントとの会話は許されてない。今の時点で言えるのは、彼らが僕に戻ってきてほしいということ、双方で新たな契約を結ぶことができるかもしれないということだね」。
ジョエル・エンビードという支配的なビッグマンがいる限り、シクサーズはグリーンのような有能なシューター兼ディフェンダーを求めるはず。トレードのウワサが絶えないベン・シモンズの去就も気になるところだが、まずは来月のFA交渉解禁を待ちたいところだ。