7月14日(現地時間13日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズは、カワイ・レナードが右膝の前十字靭帯部分断裂の修復手術を行ない、成功したことを発表した。
レナードは今年のプレーオフ、ユタ・ジャズとのウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦で右膝を負傷。その後チームはカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったものの、レナードは戦線離脱し、チームの戦いぶりを見守っていた。
クリッパーズ在籍2シーズン目となった今季、レナードはプレーオフで計11試合に出場し、平均30.4得点7.7リバウンド4.4アシストにフィールドゴール57.3パーセントを残していただけに、本人にとっても残念な幕切れに。
そのレナードは、来季契約がプレーヤーオプションとなっており、これを破棄すれば今夏制限なしフリーエージェント(FA)になることができる。ただ、この時期に前十字靭帯の部分断裂の修復手術を受けたことで、今年中の復帰は絶望的と言っていい。
今季序盤、前十字靭帯を部分断裂したことで戦線離脱となったスペンサー・ディンウィディー(ブルックリン・ネッツ)とトーマス・ブライアント(ワシントン・ウィザーズ)はレギュラーシーズン中どころかプレーオフも復帰できずに全休している。
ディンウィディーにバスケットボールをプレーする許可が下りたのは手術から6か月経過後だったことを考えると、10月中旬となる来季の開幕時に出場することは絶望的で、シーズン中盤の復帰が現実的。
ケガのリスクがあることを考えると、レナードはプレーヤーオプションを行使し、来季終了後に制限なしFAとなってFA戦線を迎えることになるかもしれない。