ジョージは欠場中のレナードの無理な復帰に反対「彼の健康のほうがずっと重要」

クリッパーズのスター選手であるレナード（左）とジョージ（右）［写真］＝Getty Images

バスケットボールキング編集部

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「もし100パーセントの状態ではないのなら、僕らはコートに戻ってきて欲しいとは思っていない」

　6月27日（現地時間26日、日付は以下同）、フェニックス・サンズとのウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦に80－84で敗戦し、シリーズ1勝3敗と追い込まれたロサンゼルス・クリッパーズ。ポール・ジョージが23得点16リバウンド6アシスト、レジー・ジャクソンが20得点5リバウンドを記録したが、クリッパーズはこの試合でフィールドゴール成功率32.5パーセントとシュートタッチに苦しみ、勝利をつかむことができなかった。

　またエースのカワイ・レナードの戦線離脱も大きな影響を与えている。今季プレーオフでは平均30.4得点7.7リバウンド4.4アシスト2.1スティールをマークしているが、ユタ・ジャズとのカンファレンス・セミファイナル第4戦以降を右ひざの故障で欠場中。現在も復帰の目処が立っておらず、現地メディアでは前十字靭帯の部分的な損傷を抱えているのではとささやかれている。

　ケガの状態や回復状況も球団側から発表されていないため、どれだけ深刻なものなのかは不明だ。しかし『ESPN』によれば、チームメートであるジョージがレナードについて言及したそうだ。「彼の健康状態については話すことができない」と、前置きを入れると。「もし100パーセントの状態ではないのなら、僕らはコートに戻ってきてほしいとは思っていない。それは兄弟として、チームメートとして考えていることだ」と、語っている。

「サンズとのシリーズがどうなるかよりも、これから先の彼のキャリアを考慮したときに、彼の健康のほうがずっと重要だからなんだ」と、説明するジョージ。「ケガや現在の回復具合については述べられない。でも重ねて言うけれど、今はほかのどんなことよりも、彼の健康こそが何よりも重要なんだ」と、コメントしている。

　28日の『USA Today』のマーク・メディーナ記者によると、29日に行われるサンズとの第5戦においても、レナードは欠場することが明らかになったそうだ。引き続き試合には出場できないこと、また今回のジョージの発言から察するに、もしかしたら重大な故障をレナードは抱えているのかもしれない。今はレナードがケガの治療に専念して、万全な状態を取り戻すことを願うばかりだ。