イタリアの若手選手にアイドル視されたイングルズ「僕がアイドル? そりゃ大変だ…」

イングルズ(左)をアイドル視していたフォンテッキオ(中央)[写真]=Getty Images

 7月28日に行なわれたグループBのオーストラリア代表とイタリア代表による一戦は、共に初戦を制したチーム同士の激突となり、優勝候補オーストラリアが86-83で制してグループリーグ2連勝を飾った。

 この日はジョック・ランデール(NBLメルボルン・ユナイテッド)がチームトップの18得点に7リバウンドをあげたほか、パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)が16得点6リバウンド5アシスト、ニック・ケイ島根スサノオマジック)が15得点7リバウンド、ジョー・イングルズ(ユタ・ジャズ)が14得点5アシスト、アーロン・ベインズ(トロント・ラプターズ)が14得点7リバウンドをマーク。

 敗れたイタリアでは、シモネ・フォンテッキオ(アルバ・ベルリン/ドイツ)がゲームハイの22得点、ニコ・マニオン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が21得点7アシストと奮戦。

 激戦を演じた両チーム。試合終了後にイングルズはイタリアのジャーナリストから、フォンテッキオにとってイングルズが「アイドルだった」と聞かされ、33歳のベテランは「僕がアイドルだって? そりゃ大変だ。もっといいアイドルがいるんじゃないの」と切り返していたと『FOX Sports Australia』が報じていた。

 25歳のフォンテッキオは、オリンピック最終予選でチームトップの平均19.7得点をマークした好選手。イングルズはスーパースターではなく、かといってNBAのオールスター選手でもないのだが、攻防両面で堅実で、チームに不可欠な働きを見せる名脇役。

 オーストラリア代表でもミルズやマシュー・デラベドーバ(ユナイテッド)、ベインズらと共に主軸を務めており、強豪チームでこそ輝くロールプレーヤーと言える選手。身体能力が高いわけではないものの、得点・リバウンド・アシストと3拍子そろっており、3ポイントやドライブで点を積み重ねることができることから、世界でプレーする若手選手たちにも好影響を与えているのだろう。

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