7月30日(現地時間29日、日付は以下同)。NBAドラフトを迎えるにあたり、コミッショナーのアダム・シルバーが来シーズンについてこのように抱負を口にした。
「2021-22シーズンは、NBAバスケットボールの75周年を祝福する、記念すべきものとなります。我々は選手たちとチーム、過去と現在において、世界中のファンの皆様を魅了してきたその双方を称えることを楽しみにしています」。
来季創設75シーズン目を迎えるNBAがこの日発表した「NBA 75」のプランは下記のとおり。
■75周年記念チーム
メディア、現役および元選手、コーチ、ゼネラルマネージャー、チーム幹部たちで構成される選考委員会で、史上最高の75選手をフィーチャーし、新しい75周年記念チームを選出して10月に発表予定。50周年を記念し、1997年のオールスターでは歴代最高の50選手が集結。22年のオールスターは97年と同じくオハイオ州クリーブランドで開催されることから、75周年記念チームはおそらくオールスター期間中に集結して祝福されることだろう。
■「NBA 75」ロゴ
先日公開された「NBA 75」ロゴは、シーズンを通してコートやNBA公式グッズ、アリーナ内、放送、デジタルおよびソーシャルメディアのコンテンツに使用される。この新しいロゴは、リーグのアイコンであるロゴマンのアイデンティティに新たな解釈を加えたもので、75周年のクラシックなシンボルであるダイヤモンドをベースにしている。
■マーケティングキャンペーン
「NBA 75」では、2021年のNBAプレーオフ開催時に始まった「That’s Game」キャンペーンを継続して実施。NBAの過去、現在、そして未来を、さらにはコート、コミュニティ、カルチャーの全てを称え、リーグがシーズン開幕に向けて盛り上がり、従来のスケジュールに戻っていく中で、ソーシャル、デジタル、フィジカルの各アクティビティを通じてファンを中心としたキャンペーンとなる。
■75周年記念シーズンの新たなNBAユニフォームとゲームボール
ナイキは「NBA75」を記念し、ダイヤモンドをあしらったユニフォームのディテイルや、クラシック・エディションとシティ・エディションの新しいユニフォームをリーグで展開。 また、New Era (ニューエラ)は2021年のNBAドラフトおよびティップ・オフ・エディションのキャップに「NBA 75」ロゴのダイヤモンド装飾を施していく。
さらに、ウィルソンは2021-22シーズンに新しいゲームボールのパートナーとして正式デビュー。ウィルソンはNBA発足当初のバスケットボールメーカーであり、リーグ設立後37シーズンにわたって公式ゲームボールを担当。1946年から47年にかけて開催されたNBAの初シーズンには、ボストン・セルティックス、ニューヨーク・ニックス、フィラデルフィア・ウォリアーズ(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の3つの現役フランチャイズを含む11チームが参加。 ニックスは、1946年11月2日にメイプルリーフ・ガーデンで行われたトロント・ハスキーズとの試合でNBA初戦を行ない、ウォリアーズはそのシーズンで初代チャンピオンに輝いた。