7月31日(現地時間30日、日付は以下同)。NBAドラフトから一夜明けたこの日、8月3日から幕を開けるフリーエージェント(FA)戦線に向けて複数チームがトレード合意に達したと『ESPN』が報じた。
オクラホマシティ・サンダーは、2027年のドラフト2巡目指名権と金銭を放出し、ユタ・ジャズから将来のドラフト1巡目指名権と、ベテランビッグマンのデリック・フェイバーズを獲得。
今後5年間で、ドラフト1巡目指名権を12本も保持するサンダーは、その本数をさらに伸ばすことに。一方、ジャズはキャップスペースを空けてマイク・コンリー(制限なしFA)と再契約すべく、フェイバーズをほぼ無償で手放すことに。
続いて、ボストン・セルティックス、アトランタ・ホークス、サクラメント・キングスの3チーム間トレードが合意。セルティックスはホークスからクリス・ダン、ブルーノ・フェルナンド、2023年のドラフト2巡目指名権を、ホークスはキングスからデロン・ライトを、キングスはセルティックスからトリスタン・トンプソンをそれぞれ獲得。
さらに、セルティックスはダラス・マーベリックスからジョシュ・リチャードソンを獲得。リチャードソンは来季契約(プレーヤーオプション)を行使し、移籍することになったと『The Athletic』が報じている。
セルティックスは先日合意に達したケンバ・ウォーカーのトレードの見返りとして、サンダーからアル・ホーフォード、モーゼス・ブラウンという2人のビッグマンを獲得していたこともあり、ディフェンスに定評のある2選手とビッグマン(フェルナンド)を補強。
ホークスは若手2選手を手放して、長身ガードのライトを補強。キングスは制限なしFAとなるリショーン・ホームズに代わるビッグマンとして、ハッスルプレーが身上のトンプソンというベテランビッグマンを確保したのかもしれない。