8月12日(現地時間11日)。ユドニス・ハズレムがマイアミ・ヒートと1年約260万ドル(約2億8600万円)で再契約に合意したと『The Athletic』が報じた。
この契約によって、6月に41歳を迎えたハズレムは2021-22シーズンも現役としてプレーすることが決定(今後解雇などがなければ)。ドラフト外で03-04シーズンにNBAデビューしたビッグマンは、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニー(ともにロサンゼルス・レイカーズ)と並んで、現役最長となるキャリア19シーズン目を迎えることとなる。
もっとも、一線級で活躍するレブロン、カーメロとは異なり、ハズレムはここ2シーズンで計5試合の出場のみ。直近4シーズンはいずれも計100分未満の出場時間に終わっており、プレーオフでも16年を最後にコートへ立っていない。
それでも、ベンチからチームメートたちを叱咤激励し、タイムアウトでは味方へ声をかけてヒートを鼓舞する存在として、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)からも信頼されている貴重な存在だ。
ヒートはジミー・バトラー、バム・アデバヨ、タイラー・ヒーロー、ダンカン・ロビンソン(再契約)、ビクター・オラディポ(再契約)、ドウェイン・デッドモン(再契約)という昨季からのメンバーにカイル・ラウリー(サイン&トレードについてNBAが調査中)、PJ・タッカー、マーキーフ・モリスを獲得して戦力増強に成功。
2シーズンぶりのNBAファイナル返り咲き、そしてフランチャイズ史上4度目のチャンピオンシップ獲得を狙うイースタン・カンファレンスの強豪で、ハズレムはチームに不可欠な存在として今季も振る舞うことだろう。