デュラント、デイビスに次ぐ快挙、デューク大の選手としてはレディック以来
4月8日(現地時間7日)、デューク大学の1年生ザイオン・ウィリアムソンがネイスミス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出された。
6日(同5日)には『AP』のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれたウィリアムソン。チームはNCAAトーナメントのエリート8(準々決勝)で姿を消したものの、ネイスミス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーという偉大な称号を新たに手にした。
NCAA史上、1年生でネイスミス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞した選手は2007年のケビン・デュラント(テキサス大学オースティン校/現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、12年のアンソニー・デイビス(ケンタッキー大学/現ニューオーリンズ・ペリカンズ)の2選手のみ。ウィリアムソンは史上3人目の1年生に。
また、デューク大学の選手としては、2006年のJJ・レディック(当時4年生/現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)以来初の受賞となった。
今年のNBAドラフトのトップ指名候補として評されているウィリアムソンは、201センチ129キロというプロ顔負けの肉体を持つフォワード。今季はNCAAトーナメントを含めて33試合に出場し、平均22.6得点8.9リバウンド2.1アシスト2.1スティール1.8ブロックに加え、フィールドゴール成功率68.0パーセントをマーク。
破壊力満点のダンクや驚異的な高さから繰り出すド迫力なブロックで世界中を沸かせたウィリアムソン。インパクトという面でも今年のNCAAでトップだったと言っていいだろう。
ドラフトの行方と共に、気になるのはウィリアムソンのシューズ契約だ。現地メディア『Heavy.com』へ掲載された記事の中で、ナイキやアディダス、リーボックでマーケティング・エグゼクティブを務めてきたことで知られるソニー・バッカロは、ウィリアムソンのシューズ契約について「私の人生の中で、おそらくこれまでで最も高額な入札争いになると思う」と明かしており、とんでもない高額になる可能性は十分。
これまで、NBAのルーキーがシューズメーカーと結んだ最高額は8,700万ドル(現在のレートで約96億5,700万円)。2003年にレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)がナイキと結んだ契約で、現在はナイキと生涯契約を結んでいる。
おそらくウィリアムソンは、ナイキを筆頭にアディダス、アンダーアーマー、ニューバランス、プーマ、アンタといった有力なブランドからオファーを受け取ることだろう。
はたして、シューズ契約でウィリアムソンはレブロン超えとなるのか。今後の動向に注目していきたい。