最後まで集中力を切らさなかったフランス…イタリアを破って21年ぶりのベスト4/東京オリンピック

チーム最多の22得点を挙げたフランス代表のゴベア[写真]=fiba.com

 8月3日、バスケットボール男子の準々決勝が行われ、フランス代表がイタリア代表と対戦した。

 予選ラウンドでアメリカ代表に勝利し、3戦全勝で決勝トーナメントへ駒を進めたフランス。第1クォーターはエバン・フォーニエニコラ・バトゥームが得点を重ねるも、ターンオーバーから流れを明け渡し、20−25で終了する。

 ビハインドで迎えた第2クォーターは一進一退の攻防が繰り広げられる。中盤以降はリードチェンジを繰り返す展開となる中、終了間際にバトゥームの得点が決まり、フランスが43−42とわずかにリードして前半を終えた。

 後半の出だし、ルディ・ゴベアやバトゥームらの得点でスコアを広げることに成功したフランス。激しいディフェンスで相手に自由を与えないなど攻防にわたって主導権を握り、第3クォーター終了時点で64−54と得点差を広げる。

 フランスが10点のリードを持って最終クォーターへ突入するが、イタリアの意地の反撃に遭い、試合残り5分56秒で66−66と同点に追いつかれてしまう。その後もお互いの意地と意地がぶつかり合う激しい攻防が繰り広げられるが、最後まで慌てることなく冷静に得点を重ねたフランスが84−75で勝利。2000年のシドニーオリンピック以来となる準決勝進出を果たした。

 個人記録では、ゴベアが22得点、フォーニエが21得点、バトゥームが15得点とNBA組が奮闘を見せた。フランスは5日に行われる準決勝でスロベニアと対戦する。

■試合結果
イタリア 75−84 フランス
イタリア|25|17|12|21|=75
フランス|20|23|21|20|=84

モバイルバージョンを終了