カナダ代表候補に選出されたビッグマン、トリスタン・トンプソンがW杯出場辞退へ

キャリア8年を誇るビッグマン、トンプソンがW杯出場辞退となった[写真]=Getty Images

AD、シモンズに続いて3人目、リッチ・ポールのクライアントがW杯出場を辞退

 7月19日(現地時間18日)、8月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)で、カナダ代表のロースター候補に入っていたトリスタン・トンプソン(クリーブランド・キャバリアーズ)が出場を辞退することになった。

 同日にトンプソンの代理人を務めるリッチ・ポールが現地メディア『The Athletic』へ伝えたことで明らかとなった。

 208センチ107キロという屈強な体格を持つトンプソンは、フィジカルコンタクトに強く、リバウンドやディフェンスに定評のあるビッグマン。キャリア8シーズン目となった昨季はケガに苦しんだこともあり、自己最少となる43試合(うち先発は40試合)のみの出場となったものの、平均10.9得点10.2リバウンドで自身初の平均ダブルダブルに加えて自己最高の2.0アシストをマーク。

 トンプソンの今季年俸は約1,854万ドル(約19億8,378万円)と超高額ながら、契約は今季限りのため、来夏には制限なしフリーエージェント(FA)となる。代理人ポールからすると、来夏に高額契約を結ぶべく、ケガのリスクを懸念していたのかもしれない。

 ちなみに、今夏のW杯出場を辞退したADことアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ/アメリカ代表候補)、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/オーストラリア代表候補)も、ポールが代理人を務めており、超高額契約を締結しているクライアントである。

 現時点で、ポールのクライアントでW杯のロースター候補に入っているのはジョーダン・クラークソン(キャバリアーズ/フィリピン代表候補)とコリー・ジョセフ(サクラメント・キングス/カナダ代表候補)といった選手たち。もしかすると、彼らもポールの意向でW杯を辞退するかもしれない。

ポールを代理人に持つデイビス(左)とシモンズ(右)もW杯出場を辞退している[写真]=Getty Images

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