「今の僕らは金メダルを勝ち取るべくトライできると思ってる」とボーガット
現地時間8月24日、オーストラリア代表はNBA選手で構成されたアメリカ代表を接戦の末に98-94で制したことで、31戦目にして初の白星を飾った。
この試合、パティ・ミルズ(サンアントニオ・スパーズ)がゲームハイの30得点をたたき出し、歴史的勝利の殊勲者となったのだが、ベンチスタートのアンドリュー・ボーガットの活躍も見逃せない。
.@Patty_Mills puts on a show, dropping 13 of his 30 in the fourth as @BasketballAus 🇦🇺 defeat 🇺🇸 98-94 in Saturday's #FIBAWC prep exhibition. #AustraliaGotGame
Check out the highlights! pic.twitter.com/wseznwY8bi
— FIBA Basketball World Cup 🏆 (@FIBAWC) August 24, 2019
34歳のベテラン、ボーガットは19分39秒というプレータイムでフィールドゴール8投中7本成功、フリースローを3投中2本沈めてミルズに次ぐ16得点を挙げたほか、9リバウンド4アシスト1スティールという大活躍を見せた。
試合後、現地メディア『ESPN』に対して、ボーガットは「今の僕らならば、世界のどんな国が相手だろうと倒せるんじゃないかと感じている。ブーマーズ(オーストラリア代表の愛称)としてこう感じたのは初めてだ」と自信をのぞかせた。そしてこれまでとの変化を交えてこう語っている。
「これまでの間、僕らはオリンピックやワールドカップで競い合ってきたけど、今日みたいに戦えるとは思っていなかった。でも今の僕らには本物の信念があり、金メダルを勝ち取るべくトライできると思ってる」。
今月末から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)で、FIBAランキング11位のオーストラリアはグループHでファーストラウンドを戦うこととなる。対戦相手にはリトアニア(同6位)、カナダ(同23位)、セネガル(同37位)がおり、決して簡単に勝ち上がることができないタフな戦いが続くことだろう。
それでも、ミルズやボーガットに加えてジョー・イングルズ(ユタ・ジャズ)、アーロン・ベインズ(フェニックス・サンズ)、マシュー・デラベドーバ(クリーブランド・キャバリアーズ)といったNBA選手を擁するオーストラリア代表は、アメリカ代表を下して自信を増したことで、W杯の優勝争いに絡んでくることになるかもしれない。