9月22日に開幕を迎えるBリーグ。12日に都内で行われた「B.LEAGUE TIP OFFカンファレンス」では、B1全18クラブの代表選手が参加し、招待された約100名のバスケファンの前で開幕に向けての意気込みを語った。
昨シーズンのbjリーグ最終年を総合3位で終えた秋田ノーザンハピネッツは、Bリーグの初年度でも上位進出を狙う。キャプテンの田口成浩は「こういう企画やイベントがあると、いよいよ始まるんだなと感じます。自分たちがコートで盛りあげて、バスケットはこれだけ面白いんだぞということを見せられるように、一生懸命心を込めてプレーしたい」と語る。
12日時点でプレシーズンマッチは全勝しているが、チームの仕上がりについては「まだまだ。上には上がいるので、そういうチームに勝ってからです」と謙虚な一面も。
秋田県といえば、もともとバスケが盛んな地域として有名だ。高校バスケの全国タイトル最多を誇る能代工業高校は、漫画『SLAM DUNK』に登場する強豪校、山王工業のモデルとも言われており、かつて実業団チームとして名を馳せたいすゞ自動車は、秋田県を本拠地としていた。そんな秋田のブースターを、田口は「日本一」と言いきる。「秋田のチームには日本一のクレイジーピンクのブースターがいる。彼らとともに勢いに乗って、相手をねじ伏せる」
Bリーグ開幕戦は、9月24日に栃木ブレックスと敵地で対戦する。栃木は、能代工で90年代に高校タイトルを総なめにし、日本人初のNBAプレーヤーとなるなど、今なお日本バスケ界のレジェンドとして君臨する田臥勇太や、日本を代表するセンター、竹内公輔らを擁している。
「栃木はメンバーがすごくて、穴がない強いチーム。だけど、(自分たちは)優勝、そこを目標にしている。秋田のブースターとともに強豪チーム相手にも全力を尽くして戦う」