アルバルク東京が、記念すべき一戦を制した。22日に行われたBリーグ開幕戦で琉球ゴールデンキングスと対戦したA東京は、相手の猛追を振りきって80-75で勝利を収めた。
伊藤拓摩ヘッドコーチは試合を振り返り、「やろうとしていることはできた」とチームに及第点を与えた。もっとも、現状には満足しておらず、チームトップの14得点をマークした新外国人のトロイ ギレンウォーターに対しても「早く日本のバスケに慣れてほしい」とさらなる活躍に期待を寄せる。
2本の3ポイントを決めた田中大貴は「勝利できてうれしい」と安堵の様子。開幕戦では、コートを派手に演出するLEDが使用され、9132名の観客が集まるなど、普段と状況が大きく異なったが、「堅くなったところはあったけど、徐々に慣れてきた」と、環境に適応して持ち前のパフォーマンスを発揮した。
続けて田中は、「60試合のうちの1試合が終わっただけ」、「これからどんどん良くなっていかなければいけない。優勝しないと意味がない」と、浮足立つことなく気を引き締める。
開幕2戦目は今日23日、代々木第一体育館で再び琉球と相まみえる。“エリート集団”と形容されるA東京が連勝でスタートダッシュを飾れるか注目だ。