『レイクス ストア&カフェ』に潜入してアスリート定食を食べてみた

滋賀の主将を務める横江豊が案内してくれた

京都駅から東海道・山陽本線で3駅ほどいったところに膳所(ぜぜ)という駅がある。

京都市の隣、滋賀県大津市。同県唯一のプロスポーツチームであり、Bリーグに所属するプロバスケットボールチーム、滋賀レイクスターズ(通称レイクス)のホームアリーナがあるエリアだ。

JR西日本東海道本線膳所駅前

改札口を出て、住宅街を抜ける。大通りに出てしばらく道沿いに歩くと、レイクスの事務所が入ったオフィスビルが見えてきた。

滋賀県各地にレイクスターズ自動販売機が設置されている

事務所で打ち合わせをしていると、デスクの横を選手たちが続々と通り過ぎていく。ちょうど週末の試合に向けたチームミーティングが行われていたようだ。

事務所を後にして向かったのは、レイクスの本拠地ウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)。事務所から5分ほど歩くと、琵琶湖のほとりに地上3階、収容人数約5000人という大きな体育館が視界に入ってくる。その一角にあるのが、今年9月にオープンしたばかりの『レイクス ストア&カフェ』だ。

ウカルちゃんアリーナに併設されている『レイクス ストア&カフェ』

壮大なアリーナと、中にあるオシャレなカフェというコントラスト。所狭しと並べられたレイクスグッズや、天井から吊り下げられたビジョン、什器に至るまで本格的なスポーツバーといった趣だ。中に入ると、キャプテンの横江豊選手が出迎えてくれた。

ビジョンを見上げる横江選手

この日に横江選手のインタビューも行った。

チームの広報担当いわく、アリーナの中にこうした常設のショップ兼カフェを運営しているクラブはほとんどないのでは、とのこと。

ショップには様々なグッズが販売されている

横江選手のインタビュー取材後、その場で看板メニューの『日替りアスリート定食』をいただいた。

バランスのとれたアスリート定食

この日のメニューは、ハンバーグと付け合わせの野菜、鶏肉のグリル、ポテトサラダ、ほうれん草の和え物、ゆで卵、わかめスープにご飯。デザートにマンゴーといちごのパウンドケーキが添えられている。スポーツマンに適した栄養バランスに整えられている。

お肉も野菜もしっかり採れて、お腹も満足のアスリート定食。レイクス ストア&カフェには、他にも各種ランチプレートやパスタ、カレー、サンドイッチなど豊富なメニューがそろう。

ちなみに、横江選手が手にしているのは、すべてのおかずがほぼ2倍、ご飯大盛の『プロアスリート定食』。写真だと伝わりづらいが、ハンバーグは2枚、ゆで卵も丸ごと1つ、鶏肉のグリルもポテトサラダも倍。ケーキも倍だ。横江選手は身長176センチとバスケットボール選手の中では小さい方だが、さすがアスリートと言うべきか。ぺろりとたいらげた。

レイクスのアウェー戦の日にはここにブースターが集まり、観戦会が開かれることも。選手たちも練習の合間にここを訪れるそうだ。

自身の背番号「23」を指差す横江選手

ここはブースター同士、ブースターと選手が気軽に触れ合える場所だ。創設から8年、滋賀の地にゆっくりと、確実にバスケットを根付かせてきた滋賀レイクスターズ。彼らが作ったもう一つの“聖地”に、ぜひ足を運んでほしい。

取材=樋口隆太朗

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