“愛知ダービー”第2ラウンドは西地区首位攻防にふさわしい激戦に

名古屋ダイヤモンドドルフィンズの連勝が止まった。敗れた試合の得点は、10試合の中で最も少ない58。ジャスティン バーレル以外の得点が伸び悩み、得点バランスの良さが発揮できなかった。翌日も、勝ちはしたが平均を下回る69得点に終わっている。

とはいえ、今節戦うシーホース三河との前回対戦は連勝。しかも1戦目が87得点、2戦目も78得点とオフェンスの出来が良かった。栃木ブレックスに次ぐリーグ2位の失点数が物語るように、ディフェンスの安定感は抜群。このオフェンス力を再現できれば、西地区首位の座を守ることが難しくない。

対する三河も、地区内1巡目の対戦で7勝3敗という成績は上々と見ていいだろう。名古屋D以外の4チームには1回しか敗れておらず、日本代表経験者を多数抱える強みが結果に表れている。他チームの戦術や選手の能力は1巡目の対戦で把握できているはず。百戦錬磨のチームはここからギアを上げていくに違いない。そのきっかけとして、まだ勝っていない名古屋Dとのリベンジマッチというのは絶好の機会だ。

“愛知ダービー”第2ラウンドは、西地区首位攻防にふさわしい激戦が期待できる。

文=吉川哲彦

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