今節のサンロッカーズ渋谷はホームアリーナを離れ、千葉県流山市のキッコーマンアリーナに横浜ビー・コルセアーズを迎える。
外国人を1人欠いた状況で臨んだ三遠ネオフェニックス戦は1勝1敗で乗りきった。1戦目で15得点、2戦目で9得点6アシストと貢献度が高かったのが伊藤駿。開幕からそのポテンシャルの高さを見せてきたベンドラメ礼生がここにきてやや調子を落としており、伊藤のパフォーマンスが上がってきたのは大きい。アキ チェンバースもスターター定着後はキレのある動きを見せている。
横浜は開幕5連敗から3連勝で盛り返しながら、ホームで新潟アルビレックスBBに屈して現在3勝7敗。文字どおり痛かったのは、1戦目で山田謙治が負傷してしまったことだ。控えに回っていたとはいえ、チームのコントローラーである山田が2戦目を欠場したことで川村卓也らの負担が増えた。もし今節も出場不可となった場合、その穴を埋めるのは蒲谷正之の役目。故障が癒えてようやくBリーグデビューを果たした蒲谷が、ボール運びのサポートやポイントガードへのディフェンスで、出遅れた分を取り戻さなければならない。
文＝吉川哲彦