滋賀レイクスターズが待望の2勝目を挙げた。琉球ゴールデンキングスを60点に抑えただけでなく、オフェンスでもファイ・サンバとデイビッド・ウィーバーがインサイドの起点として機能し、アウトサイドからは田中大地が3ポイント4本を含む16得点。攻守ともに個々の能力が噛み合い、強豪から貴重な白星を勝ち取った。
今節はアウェイに乗りこみ、シーホース三河に挑む。琉球以上に個々の能力が高い選手をそろえるが、開幕節の対戦で接戦に持ちこんだ自信もあるはず。前節と同じような戦い方ができれば、十分にチャンスはある。
三河は前節名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの首位攻防戦で1勝1敗。2戦目は前半の15点ビハインドから追いあげたが届かなかった。フリースローなど決めるべき得点を決めきれなかったことが響いた形だ。経験値の高い選手がそろう三河が同じ轍を踏むことは考えにくいが、アイザック・バッツのパワフルなインサイドアタックがこのところ影を潜めているのは気になる。インサイドで主導権を握れなくなると、滋賀のゲームプランにはまることになりかねない。バッツの復調具合が勝敗を分けるポイントになるのではないか。
文＝吉川哲彦