旧bj勢の対決はディフェンスがポイントに、琉球は現役大学生の渡辺が再合流

今季唯一の宜野湾市開催となる琉球ゴールデンキングスのホームゲーム。bjリーグ時代も覇権を争った大阪エヴェッサ戦である。

 

モー・チャーロの退団で外国人が1枚足りない状態だったとはいえ、滋賀レイクスターズに白星を献上してしまった。エース岸本隆一の得点は少しずつ上向きになっている感があるものの、チームとしてはまだオフェンス面で本来の実力を発揮しきれていない。

 

そんな中、特別指定選手の渡辺竜之佑がチームに再合流した。開幕節はベンチ入りしたが、その後は現役大学生として関東学生リーグ戦に出場。オールラウンダーとして得点、リバウンド、アシストでトップ10にランクインした。大学の1年先輩でもある田代直希とともに、チームの起爆剤になれるか。伊佐勉ヘッドコーチがどのように起用するかも興味深い。

 

大阪は“京阪ダービー”で1勝1敗。1戦目は京都ハンナリーズを59点に抑えたが、延長にもつれ込んだ2戦目は93得点を許した。相馬卓弥橋本尚明などが爆発的に得点する力はあるものの、インアウトの得点バランスという点で苦労している感は否めない。今節の相手は、同じようにオフェンスの安定感を欠いている琉球。ディフェンス合戦に持ちこんで勝機を見出したい。

 

文=吉川哲彦

 

モバイルバージョンを終了