アームストロング復帰の千葉はオフェンス力に自信、秋田は日本代表の安藤に注目

ヒルトン・アームストロングを出場停止で欠いたにもかかわらず、アウェイで連勝を収めた千葉ジェッツ。1戦目は35得点を挙げた富樫勇樹のオフェンス力がものをいったが、翌日は富樫への警戒を逆手に取って、富樫を含む5人が2ケタ得点と、バランスの取れたオフェンスを展開した。東地区3位に順位を上げ、アームストロングが戻る今節もチームオフェンスを継続して上位追撃の足掛かりにしたい。

秋田ノーザンハピネッツも、前節2戦目でアルバルク東京に土をつけた勢いがある。第1クォーターを6得点に抑えこまれて後手に回った前日の結果を受け、それまで1だった第1クォーターの外国人枠を2に変更。白濱僚祐の3ポイントなどインサイドアウトが機能してリードを奪い、相乗効果でディフェンスでもA東京を封じこめた。ここまでの3勝は、同地区上位3チームから奪ったもの。千葉はその一つとあって、自信を持って挑むはずだ。

注目選手は安藤誓哉。日本代表に初めて招集され、台湾遠征に参加した。休息が取れなかったことでコンディションへの影響も懸念されるが、まだ24歳という若さ。ハツラツとしたプレーはもとより、代表で得た経験をチームに還元することも期待できる。

文=吉川哲彦

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