強力な川崎攻撃陣を抑えられえるか、ホーム新潟のディフェンスが勝敗を左右

ライバル対決はまたも1勝1敗、新潟アルビレックスBBの連勝は5で止まった。しかしながら、五十嵐圭遥天翼抜きで戦ったことを考えれば決して悪くない結果だったとも言える。

新潟はここまで、土曜日の試合は2勝5敗と苦戦しているが、日曜日は6戦全勝。同一カード連敗を唯一喫したアウェイの川崎ブレイブサンダース戦は金、土の開催だった。その川崎をホームに迎え、土曜に弱いジンクスを破ることができるか。もちろん、日曜の連勝記録も伸ばしたいところだ。

2戦目に強いのは、修正能力が高い証拠。庄司和広ヘッドコーチが相手の戦術を事細かに見極め、その指示を選手がしっかりと遂行することで前日の負けを取り返している。今節はそのアジャストが通用しなかった川崎が相手とあって、特にディフェンス面でより緻密なスカウティングが必要になってくる。

前節の川崎は、このところ鳴りを潜めていた控え組に当たりが出た。1戦目は控えで唯一好調を維持する藤井祐眞が15得点、2戦目は栗原貴宏が15得点。前回対戦時に控え選手に次々とシュートを決められた新潟としては要注意だ。

新潟のディフェンスがどこまで機能するか。試合の行方はそこに懸かっている。

文=吉川哲彦

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