琉球岸本と京都岡田、タイプの異なる日本人スコアラーが勝敗を分ける

 勝率5割からの再スタートとなった琉球ゴールデンキングスだったが、前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は1戦目を取りながらも2戦目を落とし、勝率5割は変わらず。

 新戦力レイショーン・テリーはデビュー戦で15得点の活躍も、翌日はわずか3得点。直前のケガで出場が危ぶまれた喜多川修平は2戦とも2ケタ得点を挙げたが、チーム全体としては我慢のディフェンス合戦を強いられ、第4クォーターで名古屋Dにかわされてしまった。

 その名古屋Dに連勝して波に乗るかと思われた京都ハンナリーズも、シーホース三河の地力に屈した。日本人の2人だけで両日とも計48点取られている。リバウンドはほぼ互角だっただけに、日本人の得点力の差がそのまま結果に結びついた格好だ。

 今節も、日本人のスコアリングがカギを握りそうだ。琉球は岸本隆一、京都は岡田優介という優れたシューターをそれぞれ抱えるが、入りだすと止まらないタイプの岸本はまずリズムに乗りたいところ。一方京都は、安定して得点に絡める岡田がボールを持つ回数を増やせるか。タイプの異なる2人だが、チームに与える影響は同等であり、彼らの得点数が勝敗を分ける。

文=吉川哲彦

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