2016.11.22

滋賀長谷川と名古屋D船生、チームに勢いをもたらすのはどちらか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 並里成という新しいピースを加えた滋賀レイクスターズ。大阪エヴェッサ戦は1戦目でその並里が22得点5アシストと爆発したが、第1クォーターで先手を取られたのが響いて4点届かず。しかし翌日は、ようやく故障の癒えた長谷川智伸が10得点をマーク。9得点6アシストの並里とともにチームを押しあげ、大阪から勝利をもぎ取った。

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦はアウェイで2敗しているが、並里を獲得したことに加え、相手はここ最近、調子を落としており、状況は異なる。前回の対戦では出場できなかった長谷川が、古巣相手にその悔しさをぶつける姿も大いに期待できる。

 京都ハンナリーズに連敗して前節に臨んだ名古屋Dは、1戦目は中東泰斗の12リバウンドの奮闘も実らず敗戦。しかし、船生誠也をスターターに戻した2戦目は勝利し、連敗を3で止めた。ここまで船生がスターターを務めた試合は9勝1敗だが、逆に船生がベンチスタートの試合は2勝4敗と分が悪い。試合の入りでリズムを作るという部分で、船生が大きな役割を果たしていると言えそうだ。

 メンバー構成によってはマッチアップする可能性もある長谷川と船生。どちらがチームに勢いをもたらすことができるか。

文=吉川哲彦

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