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ブレイザーズが“シアトルの二の舞”に?…本拠地改修交渉が難航、ファンは移転を危惧

ブレイザーズの本拠地改修を巡り、市とチームの交渉が難航中 [写真] = Getty Images
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 ポートランド・トレイルブレイザーズの本拠地改修計画を巡り、チームとポートランド市の交渉が難航していることが明らかになった。現地メディア『The Oregonian』や『The Athletic』が報じている。

 報道によると、ブレイザーズは3月、本拠地である「モダ・センター」州の改修について、市から3億6500万ドル(1ドル=163円換算で約595億円、為替換算は以下同)の補助金確保に成功したことで、市や郡との間で合意に達したと認識していた。しかし、州の補助金を受けるにはポートランド市とマルトノマ郡による追加拠出が必要で、市側が提示した20年間の新リース契約の条件をチームは受け入れておらず、交渉は現在も平行線をたどっている。

 市側は6億ドル(約979億円)の公的資金による改修を提案する一方、チーム側に年間300万ドル(約4億9000万円)の固定資産税相当額の負担などを求めている。また、市は改修計画の詳細な開示を求めているのに対し、ブレイザーズ側は訴訟リスクを理由に慎重な姿勢を崩しておらず、双方の認識には依然として大きな隔たりがあるようだ。

 ブレイザーズの取締役会は7月25日(現地時間24日、日付は以下同)に今後の対応を協議する予定で、市議会は8月13日に資金提供の可否を採決する見込み。また、州からの補助金を確保するためには今年12月末までに合意へ達する必要があるという。

 こうした状況を受け、ファンの間では「ブレイザーズはポートランドを離れる危険にさらされている」と危惧する声が上がっている。同じパシフィック・ノースウエスト地区では、2008年にシアトル・スーパーソニックスがアリーナ契約を巡る地元自治体との交渉決裂を経て移転し、現在のオクラホマシティ・サンダーとなった経緯がある。SNSでは「当時もアリーナを巡って市とチームの溝が深まったことがきっかけだった」「ブレイザーズに同じことが起きてはならない」といった声が相次いでいる。なお、シアトルは現在、NBAが将来的に実施を検討しているリーグ拡張の有力候補都市とされているものの、現時点で新球団創設は正式決定しておらず、NBAチーム不在の期間はすでに20年近くに及んでいる。

 なお、『The Athletic』はブレイザーズ幹部への取材を通じ、新オーナーのトム・ダンドン氏が移転について言及したことは一度もなく、球団側も「ポートランドに残りたい」との意向を示していると報道。現時点で移転計画が具体化しているわけではない。

 それでも、現行のアリーナ使用契約は2030年で満了を迎えるだけに、交渉の長期化を不安視する声は少なくない。シアトルと同じ道をたどることのないよう、ブレイザーズとポートランド市が歩み寄れるか、今後の交渉の行方に注目が集まっている。

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