アウェイの京都ハンナリーズ戦を手堅く連勝したシーホース三河。今節はホームに戻り、大阪エヴェッサを迎え撃つ。
日本代表経験者の金丸晃輔と比江島慎の得点力はシーズンを追うごとに磨きが掛かり、特に金丸は前節26点、35点と、1試合平均でも20点台が近づいている。欠場した2試合を除いて、1ケタ得点に終わったのはわずか1試合しかなく、ここ4試合にいたってはすべて20点以上という暴れぶりだ。そして比江島も現在7試合連続2ケタ得点。代表ではポイントガードも務める比江島は、京都戦では2試合計13アシスト。元代表のベテラン柏木真介もコンディションが上がってきており、ますます隙のないチームになっている。
一方の大阪は、前節は1戦目で橋本尚明、2戦目で橋本拓哉と“ダブル橋本”が得点面で貢献したものの、根来新之助が引き続き欠場したこともあり、滋賀レイクスターズ相手に痛い1敗を喫した。
三河戦に関しては、その洗練されたオフェンスに、ディフェンスがある程度破られてしまうのは覚悟しなければならない。やはりここは、木下博之や今野翔太といったキャリアのある日本人が、オフェンス面でも安定した数字を残したいところだ。
文=吉川哲彦