連戦の疲労を除けば三河は盤石、琉球は金丸を抑えた前回対戦の再現を

 木曜夜に試合をこなしたばかりのシーホース三河が、中1日で連戦に臨む。それも、1戦目が14時開始と早く、選手のコンディション調整やコーチ陣のスカウティングにも大きく響くことになるだろう。移動がないのが唯一の救いだ。

 とはいえ、西地区首位をひた走るチームは、木曜の試合も格の違いを見せつけた。金丸晃輔が15得点、比江島慎も5得点にとどまったものの、長谷川智也が3ポイント7本を含む25得点を挙げれば、橋本竜馬も15得点。どこからでも得点できる強みを発揮した。負ける要素を見出すとすれば、やはり連戦の疲れによるパフォーマンスの低下ということになるだろう。

 琉球ゴールデンキングスは、ホームで54得点しか奪えず敗戦。ここにきて黒星が先行する苦しい状況となった。合流3試合目のレイショーン・テリーが20得点とオフェンスをけん引したが、2ケタ得点はそのテリーだけ。チーム全体で6アシストと、京都ハンナリーズのディフェンスを突破できなかった。

 過去の対戦は1勝1敗。琉球が勝った試合は、金丸が今季自己最低の4得点に終わった試合であり、一方で得点源の3人が2ケタ得点を挙げている。その試合のように、金丸を抑えながら、オフェンスでも個々が役割を果たせるかがポイントだ。

文=吉川哲彦

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