2016.11.25

秋田vs仙台の“東北ダービー”第2弾は試合の入りがポイントに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 秋田ノーザンハピネッツは、水曜日に続いて今節もホームゲームとなる。前節から引き続きホームで戦えるのは、シーホース三河と秋田だけ。このアドバンテージを活かしたい。

 レバンガ北海道を迎えた前節は、延長にもつれこんだ接戦を拾いきれなかった。第1クォーターに劣勢になってしまうという課題は残されたままだが、後半の猛追は好材料。16得点に加えて15リバウンドをマークしたスコット・モリソン、24分の出場で17得点を挙げたケビン・パルマーがこの数字を安定して残せるようになれば、どのチームとも互角に渡り合えるはずだ。

 対する仙台89ERSは、アルバルク東京に100点ゲーム、30点差の完敗。こちらも、第1クォーターで10点のビハインドを背負い、後手に回ってしまった形だ。しかし、選手登録が間に合ったウェンデル・ホワイトがベンチスタートながら26得点16リバウンドと、いきなり昨季のbjリーグシーズンMVPの貫禄を示した。今後はスターターとして、試合の入りから相手に威圧感を与えることもできそうだ。

 前回の対戦では仙台が2勝している“東北ダービー”。第2弾は、第1クォーターでどちらが主導権を握るかが大きなカギになるだろう。

文=吉川哲彦

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