小野38得点の千葉が破竹の11連勝、横浜が三河を、京都がA東京を撃破/B1リーグ第12節

千葉の小野は両チームトップの38得点を挙げ、クラブ新の11連勝に貢献 [写真]=B.LEAGUE

 B1リーグ第12節第2戦が12月11日に各地で行われた。

 前日僅差で黒星を喫した中地区5位の横浜ビー・コルセアーズが、西地区首位のシーホース三河相手にリベンジに成功した。第1クォーターで17-12と上々の立ちあがりを見せると、続く10分間ではわずかに差を縮められたものの、第3クォーターでは川村卓也が8点を挙げるなど25-14とリードを拡大。最後の10分でも25点を積みあげ87-71で三河を突き放した。三河はギャビン・エドワーズが22得点をマークするも、この日は横浜の好守もあり点の取り合いでわずかに及ばなかった。

 千葉ジェッツは敵地で白星を重ね、連勝記録を11に伸ばした。連敗を阻止したい三遠ネオフェニックスとのゲームは前半からヒートアップ。最初の20分間を終えて36-38と互角の戦いを演じ、第3クォーター終了時点で47-47のイーブンに。ここからオープンな展開となり、残り44秒で三遠の岡田慎吾に2点を決められ、81-84と千葉は厳しい状況に追いこまれる。しかし同24秒に富樫勇樹がフリースロー2本を沈め、同13秒にヒルトン・アームストロングが値千金の逆転弾。劇的な展開で白星をつかみ取った。千葉は小野龍猛が7本の3ポイントを含む38得点と大暴れ、富樫勇樹も22得点7アシストを記録した。

 西地区4位の京都ハンナリーズは東地区首位のアルバルク東京を撃破。前日3ポイント差で敗れた相手に、71-67の4点差で勝利した。試合は、第1クォーター18-19、第2クォーター16-15、第3クォーター18-19といずれも1点差の拮抗した展開。しかし52-53と京都の1点ビハインドで突入した最終クォーターでは、A東京にリードを広げられ、京都が追いかける構図となる。最大9点差をつけられたが、それでも残り5分18秒のケビン・コッツァーの得点を皮切りにフリースロー2本を含む6連続ポイントで一気に逆転。最後は残り4秒、コッツァーがフリースローを2本ともきっちりと決め、試合を決定づけた。

 この日唯一のナイトゲームとなった琉球ゴールデンキングスvs栃木ブレックスは、栃木が78-71で手堅く勝利。最初の10分で18-11、続く10分で24-13とセーフティーリードを得ると、第4クォーターこそ琉球の猛攻に遭ったものの、危なげない試合運びで白星を手にした。栃木は田臥勇太が両チームトップの22得点をマーク。最終クォーターでは相手に追いあげられる展開の中で8点を決めるなどチームを最後まで引っ張った。得点源のライアン・ロシターは12点にとどまったが、ディフェンスリバウンド14本を含む計17リバウンドを挙げゴール下を支配した。

【試合結果】
横浜ビー・コルセアーズ 87-71 シーホース三河

三遠ネオフェニックス 84-85 千葉ジェッツ

アルバルク東京 67-71 京都ハンナリーズ

琉球ゴールデンキングス 71-78 栃木ブレックス

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