A東京は首位奪還へ負けられない一戦、北海道は西川復帰で守備向上

 アルバルク東京は再び栃木ブレックスと勝敗で並び、順位を東地区2位に下げた。京都ハンナリーズとの初戦は3ポイントが入らず苦戦、残り30秒を切ったところで1点差に詰め寄られる大接戦だった。そして翌日は、残り1分で逆転3ポイントを許して敗戦。復帰2節目のトロイ・ギレンウォーターは両日20得点オーバーの活躍だったが、ディアンテ・ギャレットがオフェンス面でやや精彩を欠いたのが気になるところだ。

 レバンガ北海道も前節は1勝1敗。西川貴之が戻ったことは、特に1戦目でディフェンス面に良い効果をもたらした。2戦目も、敗れたとはいえ延長にもつれ込む熱戦。このところスターターで起用されている折茂武彦も、2戦とも2ケタ得点と好調だ。東地区最下位から1節で脱出し、今節連勝すれば4位浮上の可能性もある。

 交流戦が行われている中、開幕節が交流戦だった関係で、今節に地区内の対戦が組まれた両チーム。前回は北海道がホームで連敗したこのカードだが、その2戦で欠場した北海道の西川、A東京のギレンウォーターがいることで、今回は同じような試合展開にはならないだろう。西川とギレンウォーター、相手の脅威となるのはどちらか。

文=吉川哲彦

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