9シーズンぶりの“三河ダービー”は三河橋本と三遠鈴木のガード対決に注目

 三遠ネオフェニックスが当時のJBLからbjリーグに転籍して以来、実に9シーズンぶりとなる“三河ダービー”。今季の対戦はシーホース三河のホーム、ウィングアリーナ刈谷で行われる。

 三河は、交流戦に入ってから2節とも1勝1敗。横浜ビー・コルセアーズとの初戦は、残りわずかで逆転されながら、橋本竜馬がこの日唯一の得点となる3ポイントで再逆転しての辛勝。翌日は開始早々の桜木ジェイアールのアクシデントが尾を引いて敗れた。交流戦に入ってややブレーキが掛かりつつある状況で、桜木が今節出場できないとなるとさらに痛手だ。

 三遠は、連勝中の千葉ジェッツをホームで迎え撃ったが、止めることができなかった。特に2戦目は、ジョシュ・チルドレスがフリースローを7本中1本しか決められず、1点差で勝利を逃すという悔やまれる結果となった。

 先頃発表された日本代表候補重点強化選手に、三河からは4人、三遠からは2人が選出。ディフェンスが得意で代表経験も豊富な橋本に対し、初選出の鈴木達也は自らオフェンスの起点となる攻撃型のポイントガード。2人の司令塔のつばぜり合いから、“三河ダービー”が新たな幕を開ける。

文=吉川哲彦

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