富山は新戦力ピットマンのインサイドを活かし、強敵三河に脅威を与えられるか

 富山グラウジーズは、連勝真っただ中の千葉ジェッツを相手に、初戦では城宝匡史が29得点とエースの本領を発揮したが、5人に2ケタ得点を許すなど千葉のオフェンスを止められず、4点差の惜敗。翌日は一転、城宝が8得点に封じられ、後半に突き放されて25点差の完敗だった。

 今節の相手も強敵のシーホース三河。前節の三遠ネオフェニックス戦は、初戦が前半から終始リードを守りきっての危なげない試合運び。翌日も第1クォーターに大量34点を奪い、第3クォーターでリードを広げて快勝した。金丸晃輔を欠いたにも関わらず、1戦目は森川正明が18得点、2戦目は長谷川智也が20得点と層の厚さを見せつけた格好だ。外国人2人も連日リバウンドを支配、桜木ジェイアールは2戦目に16得点10アシストとさすがの活躍ぶりだ。

 富山は前節、パフォーマンスの上がらなかったエンジェル・ガルシアをカットし、デクスター・ピットマンと契約。2戦合計で33分弱プレーし、17得点15リバウンド4ブロックと、合流直後としては悪くない数字を残した。いち早くフィットさせる意味でも、今節はピットマンのインサイドを強調して、三河に脅威を与えたいところだ。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了