A東京のギャレットが語る日本での生活とプロフェッショナルの定義

2012シーズンから2014シーズンの2シーズンをNBAで過ごしたディアンテ・ギャレット。代々木第一体育館での開幕戦から圧倒的に華のあるプレーを披露し、日本のファンの目をくぎ付けにした。そんなギャレットがBリーグにやって来たいきさつや日本での生活、自身が考えるプロフェッショナルの定義などについて語ってくれた。

インタビュー=青木美帆
写真=新井賢一、Bリーグ

――来日を決めた理由について教えてください。
ギャレット アルバルクは常に強豪で、昨年もプレーオフに進出した素晴らしいチーム。エージェントといろいろと相談をして、優勝を狙えるチームだからやってきたんだ。東京というビッグシティでプレーできるというのも楽しみだったよ。

――日本の印象はいかがですか?
ギャレット 来る前は、狭くて人が多くてビルも多いというイメージだった。空港のある成田は田舎だったけど、都心はやっぱり人が多いし、アメリカとは全然違う世界だね。

――Bリーグのレベルを率直に、どうご覧になっていますか(2016年12月8日取材)?
ギャレット まだカンファレンス外のチームとはあまり対戦していないけど、いい選手が集まっているリーグだと感じたよ。能力が非常に高い選手が多いね。

――シーズンの約3分の1が消化されました。ここまでのギャレット選手自身のコンディションはいかがですか?
ギャレット 非常にいい。土日が試合、月曜がオフ、火曜日から練習という流れをつかんで、徐々にリズムに乗ってきている感じだね。来た時から調子は悪くなかったし、今は練習、試合、移動などすべての要素がフィットしている。

――アルバルク東京はどんなチームですか?
ギャレット とても仲のいいチーム。初日から兄弟のように親しくしてくれて、「食事はここに行くといいよ」とか「ここは楽しいよ」とかいろいろケアをしてくれる。コーチングスタッフともいいコミュニケーションが取れているよ。選手、スタッフ、コーチ陣の一体感はいいチームの証だと思うけど、アルバルクにもこれがあるんだ。特にスタッフのバックアップはすごく助かっているね。

――観光などには行かれましたか?
ギャレット スカイツリーに行ったよ。あとは六本木とか渋谷とか、だいたいのところには行ったね。息子がいるんだけど、彼とは近所の小さな公園にもよく行っている。街をブラブラして食事をするのが楽しいんだ。

――日本食は口に合いますか?
ギャレット 焼き肉はすごくおいしかった。鉄板焼きも肉が柔らかくておいしかったね。スーパーでいろいろな惣菜を買って、チャレンジもしているよ。見た目はイマイチだけど、味はセーフかなっていう感じ(笑)。
※通訳によると「ちょっと食べず嫌いのところがある」とのこと

――試合前のシューティングで観客のお子さんにパス出しを頼んだり、同じ目線でコミュニケーションを取ったり、子どもに対するファンサービスに力を入れている印象があります。どういう想いでファンサービスを行っているんですか?
ギャレット 小さい頃にNBAを見に行って「あの選手に触りたい」っていつも思っていたんだ。NBAの選手が子どもにパスを出させてシュートを打っていたのを見ていたから、同じことを自分も自然とやっている。試合前にハイタッチをしたり、話したり、パスを出してもらったりすると、試合で僕がシュートを決めるととても喜んでくれるし、試合も楽しんでくれる。彼らにとって僕がスーパースターかはわからないけど、子どもたちがバスケットを楽しめるのならいいことなのかなと思っているよ。

――Bリーグは今季開幕したばかりの新しいプロリーグです。所属選手の多くがまだ「プロ」としてのあり方に手探り状態のように感じます。ギャレット選手が考える「プロフェッショナル」とはどのようなものなのでしょうか?
ギャレット チームとして勝利に導けるような選手だと思う。チームメートを支え、助け合うんだ。チーム練習よりも前に来て自分の練習をしたり、練習後も必要があれば残って個人練習をするということも、チームのため。それがプロとしてのやりがいだよ。とにかく一つの目標に向かって自分をしっかりとコントロールして、コーチの立てた戦術にしっかり従ってハードにプレーすること。「フォア・ザ・チーム」。チームのことを優先順位の一番上に持ってきて、それに役立つのが本当のプロだと思う。

――それでは最後に、今シーズンの目標を教えてください。
ギャレット もちろんファイナルに行ってチャンピオンシップを取ることだ。まずは1試合1試合、目の前の試合をハードにプレーしてファイナルに駒を進める。個人としては、自分の活躍でチームの勝利に貢献したいね。エナジーを持ってハッスルして、自分のスキルや努力をハードに表現する。練習、ジャンプシュート、ボールハンドリング……。そうすれば結果は必ずついてくると思うし、自信にもつながるはずだ。とにかくいいプレーで勝利に貢献したい。

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