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JX-ENEOSの吉田は決勝戦を「楽しんでバスケットができた」と振り返った [写真]=大澤智子
1月8日、第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)の女子決勝が国立代々木競技場第一体育館で行われ、JX-ENEOSサンフラワーズが富士通レッドウェーブに91-67で勝利。4年連続21度目の優勝を飾った。
7得点9アシストをマークし、ポイントガードとしての役割を全うした吉田亜沙美は、「楽しんでバスケットができた」と清々しい表情で試合を総括した。さらに「うちはミスが多いチームだけど、今日は楽しみながらできたからこそターンオーバーが少なかったんだと思う。楽しくやりたいという考えからポジティブになり、リラックスしてプレーできた」と勝因を挙げた。
また、24-9とチームが勢いに乗った第2ピリオドについて「第1ピリオドの緊張感が抜けた後のプレーが本来のJXの姿」と語り、要因として「ディフェンスが良くなった。それと藤岡(麻菜美)が出てきて流れを作ってくれた」と続け、宮崎早織の名前も挙げて「あの2人に今日は救われた」とチームメートを称えた。
リーグ戦22連勝無敗、オールジャパン4連覇。JX-ENEOSはどうしてこれほど強いのか。吉田はこう語る。「私を筆頭に負けず嫌いが多い。勝ちたいとか、うまくなりたいとか、それぞれが課題を持って、それをクリアして、また違う目標を立ててそこに向かっている」。その個人目標を乗り越えつつ、「チームが、ヘッドコーチが立てる目標に追いついて追い越さないといけない」。個々の負けず嫌いが一つにまとまり、大きな力を生みだしているのだ。