2017.01.07

JX-ENEOSの主将吉田が大会4連覇へ意気込み「目の前の試合をしっかりやれば結果はついてくる」

決勝に進むJX-ENEOSの主将吉田亜沙美(左)[写真]=山口剛生
2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)は6日目を迎え、女子準決勝2試合が行われた。第1試合のJX-ENEOSサンフラワーズ(WJBL 1)とトヨタ自動車アンテロープス(WJBL 5)の一戦は、序盤から間宮佑圭と渡嘉敷来夢がリバウンドを支配し、JX-ENEOSが主導権を握る。トヨタ自動車はシュートが入らず、前半はわずか16得点。後半は少し持ち直したものの、前半で付けられた差を詰めることはできず、72-52でJX-ENEOSが決勝進出を決めた。

 リオデジャネイロ・オリンピックからほどなくしてリーグ戦、オールジャパンに入るという例年と違う状況に、吉田亜沙美は「確かに、気持ちをまた上げていくのは難しかった」という。「それでも、リーグ戦9連覇とオールジャパン4連覇が懸かっているチームのキャプテンとして、徐々に上げながら戦ってきた」と、絶対女王チームのキャプテンとしての使命感、責任感が吉田を動かしていた。

 取材時点で決勝の相手は決まっていなかったが、前日の渡嘉敷同様、吉田も相手のことは考えていない。「4連覇を目指すというより、目の前の試合をしっかりやること。それで結果はついてくる」という言葉は、やはり「自分たちが一番強い」という自信の表れだろう。

文=吉川哲彦

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