2017.01.07

地区首位同士がオールジャパン準決勝で対戦、A東京の田中「先を考えずにすべてを出しきる」

A東京の田中はチームトップの23得点を挙げ、ベスト4進出に貢献 [写真]=山口剛生
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 年明け2日から開幕した第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)。5年ぶりの優勝を目指すアルバルク東京(Bリーグ4)は6日の準々決勝で仙台89ERS(Bリーグ12)と対戦した。

 試合は、田中大貴ディアンテ・ギャレットの両エースを擁する東地区首位のA東京が、3回戦で三遠ネオフェニックス(Bリーグ5)を破り勢いに乗る仙台を84-73で下し、7年連続の大会ベスト4入りを決めた。

 この試合チームトップの23得点を挙げ、チームを勝利へ導いた田中は、リーグ戦では低迷する仙台に対し、「第3クォーターに入り、もっと点差を広げにいかなければならないところで、逆に点差を詰められてしまった」と苦戦を認めつつ、「ただ、この大会はトーナメント戦なので、次の試合のことを考えないといけない」と準決勝の川崎ブレイブサンダース戦に気持ちを向けた。

 また、オールジャパンの独特な雰囲気でのプレーについて「代々木第一体育館(国立代々木競技場第一体育館)では普段試合をしないので、自分の感覚を確かめるために積極的にリングへアタックした」とコメント。リーグ戦との違いを感じながら、積極的なプレーで結果を残した。

 準決勝の相手はこれまで数々の激闘を繰り広げた中地区首位の川崎だ。若きエースは「千葉ジェッツと栃木ブレックスの準々決勝でもわかるように、オールジャパンのようなトーナメント戦は、リーグ戦の結果は関係ない。自分たちがやりたバスケットをしっかりとやって、結果を出す」と気を引き締める。さらに「準決勝は本当に大事な試合。先を考えずにすべてを出しきりたい」と力強く決意を述べた。

 8日に行われる試合に向けて「オールジャパンはBリーグと違い、音楽も演出もないし、雰囲気も違う。自分たちもリズムを作りにくいし、エネルギーを出しにくいかもしれない。だから、A東京を応援する皆さんにぜひ会場へ足を運んでいただき、大きな声援を送ってほしい」と、ブースターへ来場を呼びかけた。

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