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「塁、大きくなったな」…井手口孝氏が八村塁の成長を実感、育成への貢献に感謝

八村と談笑する井手口氏 [写真]=バスケットボールキング
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 8月8日、愛知県名古屋市のIGアリーナで行われた「BLACK SAMURAI SUMMIT 2026」が閉幕した。このイベントは、ロサンゼルス・クリッパーズの八村塁が主宰する育成年代プロジェクトであり、日本バスケットボール協会(JBA)との特別融合プログラムとして、男子U18日本代表チームの第6次強化合宿とともに実施された。閉幕後、男子U18日本代表のチームリーダーを務める井手口孝氏がメディア対応に応じ、かつてアンダーカテゴリー代表でともに戦った八村への思いや、その成長について語った。

メディア対応する井手口孝 男子U18日本代表チームリーダー [写真]=BLACK SAMURAI 2026

 井手口氏と八村は、2013年には「第3回FIBAアジア U-16男子バスケットボール選手権大会」に日本代表ヘッドコーチと選手の間柄として出場した。

 かつての教え子とも言える八村について、「アメリカの大学に進んで、それですごいなと思った。まさかNBAに行けて、しかもNBAの中心選手になるなんてちょっと想像もしなかった」と率直な驚きを口にする。「こういう発想をしてくれたというのは当時は想像できない。人って成長するんだなというのは彼を見ていて本当につくづく思う」と、今回のプロジェクトをJBAとの連係によって実現させた八村の姿勢を称賛した。

 さらに、久しぶりに再会した八村の印象を問われると、井手口氏は「かわいい。昔からかわいいです。(立派な大人になっているので)失礼な言い方ですけどね」と笑顔を見せ、「『塁大きくなったな』という感じで話しました」と明かした。大きくなったというのは体格だけでなく、「心といろいろ背負っているもの」を指しているという。「NBAでトップに立つなんて、並大抵の努力じゃなかったと思うが、そういうことをあまり口にしないのも偉い。成長したなと思う」と、その精神的な成長を高く評価した。

 八村を高校時代に指導し、2023年に亡くなった仙台大学附属明成高校の佐藤久夫元監督の存在にも言及した。井手口氏は「久夫先生がいないから、代わりに言う人はあんまりいない。坂本さん(八村が富山市立奥田中学校時代の指導者である坂本穣治氏)くらいしかいないので」と、かつて八村を育て上げた名将への思いをにじませる。

 今回のサミットでは、トミー・ロイド氏(アリゾナ大学ヘッドコーチ)やフィル・ハンディ氏(ダラス・マーベリックスのアシスタントコーチ)ら、世界基準の指導者を八村が日本に招聘してくれた。八村自身「僕が高校のときにはなかった経験」を選手や日本の指導者たちに機会を提供したことになる。井手口氏は「彼がこういう発想をしてくれた。当時は想像できないですことですが、でも人は成長するんだなっていうのは彼見てて、本当になんか」と感慨深く話し、八村への感謝の言葉を惜しまなかった。

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